1882年に学生数わずか80名でスタートした本学の前身である東京専門学校も、今では、13学部、23大学院研究科、2附属高校、芸術学校等をはじめ、図書館、附属研究所、研究センター他を有する総合大学へと発展してきました。正規学生・生徒数は約5万人、卒業生は約63万人にもおよびます。
本学は現在、建学の原点に立ち戻って21世紀にふさわしい大学として再生すべく、20世紀を総括するとともに、新たな展望のもとに諸改革を推進しています。
そして、過去を振り返ってみればみるほど、「早稲田大学の発展の歴史は、寄付の歴史であった」と思わざるを得ません。本学は実に多くの方々に支えられて今日を築いてきました。ここに寄付の歴史の一端をご紹介させていただき、皆様方のこれまでのご支援に深謝いたしますとともに、更なるご支援、ご協力をお願い申し上げます。
明治14年の政変
大隈重信下野。
創立
明治20年代の東京専門学校
東京専門学校開校。
小野梓が「学校の独立」の精神を宣言。政治経済学科、法律学科、理学科のほか、英学科を設置。入学生80名。
校友会発足。
校外生制度(通信教育)発足。
政学講義会より『講義録』刊行。
※コラムへ
大隈重信が外務大臣就任
文学科の設置。
『早稲田文学』創刊。
創立10周年
東京専門学校創立10周年
記念式典を挙行。
日清戦争
創立15周年
創立15周年記念式典を挙行(兼第14回卒業式)。これまで「大隈の私学校」との攻撃を懸念して、公式行事に参列しなかった大隈重信がはじめて臨席。体育部(現・競技スポーツセンター)設置。『早稲田学報』創刊。
第1次大隈重信内閣成立
初の清国人留学生3名入学。
「私立学校令」による学校となる。最初の海外留学生をドイツに派遣。
創立20周年
創立20周年で祝詞を述べる伊藤博文 早稲田大学に改称。
大学部と専門部を新設し、大学部に政治経済学科、法学科、文学科を設置。 創立20周年記念式典・早稲田大学開校式を挙行。大隈重信の長年の政敵伊藤博文が出席して祝詞を述べる。
創立20周年記念事業
(第1期基金)
事業内容/大学部の創設、等。
募金計画/30万円
日露戦争
大学部商科設置。現在の四角い制帽が考案される。「専門学校令」による大学となる。
早稲田大学学士号制定。野球部が日本初の海外遠征としてアメリカへ。清国留学生部設置。
創立25周年
明治末期の理工科全景 創立25周年記念式典を挙行。校歌(相馬御風 作詞、東儀鉄笛 作曲)制定。大隈重信総長、高田早苗学長が就任。大隈重信が大学敷地の所有地寄付を表明。
創立25周年記念事業(第2期基金)
(第1期基金)
事業内容/理工科の新設、等。
募金計画/150万円
募金実績/92万円
明治40年ごろの建物・大講堂
大学初の所有地4,096坪を戸山町(現文学部敷地)に購入。
大学部理工科設置。
恩賜記念館竣工。附属早稲田工手学校設置。戸塚運動場敷地5,401坪(後の安部球場、現在は総合学術情報センター)を購入。
名建築だった恩賜記念館
創立30周年
明治天皇の崩御により、創立30周年記念式典を1年後に挙行。
大隈重信総長が建学理念を継承・発展させた「教旨」を宣言。校旗、教職員の式服・式帽を制定。
第1次世界大戦
第2次大隈重信内閣成立
創立35周年
後に尾崎士郎作「人生劇場」で描かれた早稲田騒動が起こる。
豊明館
創立35周年式典ならびに応用化学実験室(豊明館)開館式挙行。
豊明館は日本陶器等の創立者・森村市左衛門が設立した財団法人豊明会からの寄付を元に建設された。
創立35周年記念事業(御大典記念事業)
事業内容/供託金、大学各部の拡充、旧制高等学院の新設、等。
募金計画/50万円
募金実績/63万円
大学令による私立大学の要件とされた供託金を準備するために御大典記念事業資金募集を一時的に中止して目標額150万円の大学基金募集開始。
聴講生として初の女性12名が入学。
創立40周年
総長大隈重信死去(国民葬)享年83歳。
物理学者アルベルト・アインシュタイン来学。
早慶ラグビー定期戦開始。
学制発布50周年記念を兼ねて創立40周年記念式典を挙行。
創立40周年記念事業(故大隈重信記念事業)
事業内容/大隈記念大講堂の建設、大学の内容改善、等。
募金計画/200万円
募金実績/156万円
関東大震災
関東大震災で被災した応用化学科教室の再建
大学院発足。
附属早稲田専門学校(夜間)設置。
学生健康相談所開設。
図書館(現2号館)と学生ホールの竣工。
金融恐慌
普通選挙
創立45周年
建設中の大隈講堂
大隈記念大講堂で創立45周年・大隈記念大講堂開館記念式典を挙行。
坪内逍遥博士記念演劇博物館開館。
本学学生の織田幹雄がオリンピック第9回アムステルダム大会で三段跳びにおいて優勝し、日本初の金メダルをもたらす。附属早稲田高等工学校設置。
川原田政太郎理工学部教授の研究開発による日本初の「早稲田式テレヴィジョン」の公開実験成功。
満州事変
鉄筋コンクリート造りの文学部校舎(現8号館)
第1次上海事変
満州国建国
5・15事件
創立50周年
創立50周年記念式典挙行。ガウン姿の大隈重信銅像(朝倉文夫作)
および高田早苗銅像(藤井浩祐作)の除幕式挙行。
創立50周年記念事業
事業内容/木造校舎改築、理工学部中央研究所新築、等。
募金計画/50万円
募金実績/43万円
商学部校舎改築のための30万円の募金開始。
正門が今日の位置に移動するとともに、「門のない大学」をめざし、門柱・門扉が撤去される。
隣接地に校地拡張を目的とする紀元2600年奉祝創立60周年記念事業の資金100万円募金開始。理工学部実験室(現6号館南側)竣工。
商学部校舎(現11号館)竣工。
鋳物研究所(現・材料技術研究所)設置。
女子4名が初めて学部に入学。
創立50周年
(紀元二千六百年奉祝創立60周年記念事業)
理工学部研究所(現・理工学研究所 喜久井町キャンパス)設置。
2年早めて、紀元2600年奉祝創立60周年記念挙行。
創立60周年記念事業
事業内容/大学の内容充実、校地の拡張、等。
募金計画/100万円
募金実績/119万円
日米開戦
最初の繰り上げ卒業式挙行。
出陣学徒壮行会。出陣学徒壮行野球試合(最後の早慶戦)開催。
第2次世界大戦敗戦
戦災で本学も建物の3分の1を失った。
空襲により、第一高等学院校舎、理工学研究所、大隈会館、恩賜記念館などが全焼、演劇博物館、文学部・高等師範部校舎、商学部校舎などが半焼。東伏見学生寮修復。
早稲田大学復興会発足、復興費2000万円(のちに1億円に修正)
の募金を開始、併せて地方校友会の再建につとめる。
募金計画/1億円
募金実績/9700万円
新制早稲田大学の設立、文部大臣の認可を得る。
11学部(第一政治経済学部、第一法学部、第一文学部、教育学部、第一商学部、第一理工学部、第二政治経済学部、第二法学部、第二文学部、第二商学部、第二理工学部)設置。
第1回早稲田祭開催。
学校法人早稲田大学校規、認可。新制大学院修士課程設置。
創立70周年
創立70周年記念式典挙行。体育局
(現競技スポーツセンター:体育部、体育会を統合)設置。
朝鮮戦争停戦
大学院各研究科で博士課程設置。
大隈奨学資金を設定。
外国学生特別選考制度発足。
校友初の総理大臣・石橋湛山内閣誕生。
創立75周年
創立75周年事業として建設された記念会堂
創立75周年記念式典を竣工したばかりの戸山キャンパスの記念会堂で挙行。創立75周年を記念して法文系大学校舎増築工事完成、大隈記念室および小野記念講堂を設置。インド首相ネール来学。
比較法研究所設置。
電子計算室(現・グローバルエデュケーションセンター(GEC)・情報企画部)および語学教育研究室(現・語学教育研究所)設置。
創立80周年
創立80周年記念事業
事業内容/理工学部・附属研究所の拡充、法文系学部の拡充、第二学生会館の建設、等。
募金計画/20億円
募金実績/18億円
創立80周年記念式典を挙行。
戸山キャンパス新校舎(文学部)竣工。
アメリカ合衆国司法長官ロバート・ケネディ来学。
米国等からの留学生を受け入れ、英語で教育する国際部を設置。
大隈重信生誕125周年記念祭開催。
早稲田実業学校を系属校とする。
大隈重信生誕125周年記念祭にかけつけたダークダックス
東京五輪開催
国際部、日本人学生を聴講生として受入開始。
社会科学部設置。
早稲田大学一般奨学金支給開始。
追分セミナーハウス(現軽井沢セミナーハウス)竣工。
大阪万博開催
第1回ホームカミングデー開催。
本庄校舎(後の本庄セミナーハウス)竣工。
財政不足額6億円のうち3億円を学生の父母からの寄付に仰ぐため、教育振興協力金を募集。
創立90周年
創立90周年記念行事として講演会、展示会および音楽会等開催。
産業経営研究所設置。
研究器材購入や学生指導費の補助のため、篤志家の寄付金を基に理工学部研究・教育基金を設定。
環境保全センター設置。
早稲田中学・高等学校を系属校とする。
ベルリン・フィル・ハーモニー交響楽団終身常任指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンに名誉博士号贈呈。
ソニー株式会社取締役名誉会長井深大に名誉博士号贈呈。
創立100周年記念事業募金開始。
エクステンションセンター開設。
戸山キャンパスの文学部木造校舎跡地に鉄筋コンクリート造校舎竣工。
創立100周年
本庄高等学院設置。
創立100周年記念式典を記念会堂で挙行。
事業内容/新学部の建設、総合学術情報センターの設置等。
募金計画/200億円
募金実績/165億円
エクステンションセンター棟
(現エクステンションセンター別館)竣工。
松代セミナーハウス竣工。
大隈重信生誕150年記念式典開催。
エクステンションセンターで合計76単位取得すると修了証を授与する「オープンカレッジ」開設。
日本語教育研究センター設置。
社会科学部自己推薦入試開始。
キャンパスツアー開始。大隈ガーデンハウス竣工。
大学院教育学研究科設置。
理工系および文学部の施設拡充計画に必要な100億円のうち40億円を2年間で集めるため、研究教育強化事業募金委員会を発足。
100周年募金を完結。「寄付者芳名録」を総合学術情報センターと所沢校舎に保存、公開展示。
研究教育強化事業
(文学部100周年記念事業・理工学部80周年記念事業)
事業内容/理工系大学院棟の建設、理工学総合研究センターの建設、文学部図書館棟の建設、文学部研究棟の建設等。
募金計画/40億円
募金実績/52億円
大学院人間科学研究科設置。
教育学部自己推薦入試開始。
安部球場跡地に総合学術情報センター(図書館と国際会議場・井深大記念ホール)が竣工し、落成式を挙行(翌年3月開館)。
理工学総合研究センター設置。
大久保キャンパスに理工学総合研究センター棟と研究棟が竣工。
菅平セミナーハウス竣工。アメリカ合衆国大統領クリントン来学。
大学院社会科学研究科設置。
大隈会館竣工。第二文学部社会人入試開始。
メディアネットワークセンター設置。(現・グローバルエデュケーションセンター(GEC)・情報企画部)「早稲田大学後援会」制度スタート
アジア太平洋研究センター設置。
ハイテク・リサーチ・センター竣工。
大学院アジア太平洋研究科設置。
會津八一記念博物館開設。
国際情報通信研究センター設置。
教育総合研究所設置。
中華人民共和国主席江沢民来学。
国際教育センター(現留学センター)開設。
創立125周年記念事業を発表。募金計画/200億円。
エクステンションセンター専用棟開設。
法学部自己推薦入試開始。
法学部大学入試センター試験利用入試開始。
「セクシャル・ハラスメント・ガイドライン」の制定。
創立125周年記念事業募金開始(2007年まで)。
大学院国際情報通信研究科設置。入学センター設置。
知的財産センター(現・産学官研究推進センター)設置。
オープン教育センター(現・グローバルエデュケーションセンター(GEC))設置。
政治経済学部総合選抜入試(AO入試)開始。
人間科学部スポーツ推薦入学開始。
日本女子大学・学習院女子大学との学生交流、東京女子医科大学との学術交流開始。
大学院日本語教育研究科設置。芸術学校設置。
5大学単位互換制度「f-campus」開始。
京都地域42大学・短期大学との単位互換包括協定締結。
東京家政大学と学術交流協定締結。
理工学総合研究センター「九州研究所」オープン。
エクステンションセンター八丁堀校開校。
早稲田実業学校創立100周年。シンガポールに初の海外系属校(早稲田渋谷シンガポール校)設置。
新学生会館(創立125周年記念事業)竣工
平山郁夫記念ボランティアセンター設立。
早稲田実業学校初等部設置。
スポーツ科学部設置。
大学院公共経営研究科設置。
大学院情報生産システム研究科設置。
川口芸術学校設置。
国際教養学部設置。
大学院法務研究科設置。
大学院ファイナンス研究科設置。
新8号館(創立125周年記念事業)竣工。
大学院会計研究科設置。
大学院スポーツ科学研究科設置。
創立125周年。
第一・第二文学部を文化構想学部・文学部に改組再編。
理工学部を基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部に改組再編。
大学院環境・エネルギー研究科設置。
理工学部創設100周年
創立125周年記念事業募金終了。
創立125周年記念事業
事業内容/新学生会館の建設、新8号館の建設、新11号館の建設、63号館の建設、大隈講堂の改修。
募金計画/200億円
募金実績/208億円
「理工学部創設100周年記念研究教育強化事業募金(創設125周年記念事業募金内数)」開始。
63号館(理工創設100周年記念館・創立125周年記念事業)竣工。
東京女子医科大学・早稲田大学連携先生命医科学研究施設(TWIns)竣工。
新11号館(創立125周年記念事業)
竣工・創立125周年記念事業完遂。
早稲田大学後援会を「WASEDAサポーターズ倶楽部(早稲田大学後援会)」に改編。
高等学院教育環境整備・充実事業募金開始。
東日本大震災発生
WASEDAサポーターズ倶楽部「被災学生支援・復興支援活動等へのご支援」開始。
東日本大震災復興支援室設置。
「WASEDA VISION 150」発表
「政経130周年記念グローバル・リーダー養成ファンド」開始
WASEDAサポーターズ倶楽部「被災学生支援・復興支援活動等へのご支援」募集終了。
新33号館(高層棟)竣工。
「早稲田大学古本募金」開始。
中野国際コミュニティプラザ竣工。
「早稲田大学文化振興募金」開始。
新33号館(低層棟)竣工。新3号館竣工。
高等学院教育環境整備・充実事業募金終了。
早稲田小劇場どらま館竣工
「早稲田小劇場ネクスト・ジェネレーション募金」開始。
本庄高等学院30周年記念教育環境整備・充実事業募金終了。
新記念会堂(仮称)募集開始。
「政経130周年記念グローバル・リーダー養成ファンド」募集終了。
WASEDAサポーターズ倶楽部「熊本地震被災支援」を実施(~2017年3月まで)。
記念会堂に代わる新たな施設の名称が「早稲田アリーナ」に決定されたことに伴い、「新記念会堂(仮称)募金」を「早稲田アリーナ募金」に名称を変更し募集。
「早稲田大学公認クラウドファンディングによるご支援」募集開始。
「早稲田文化振興募金」の募集を終了し、新たに「早稲田文化募金」を募集開始。
「WASEDA-EDGE人材育成プログラムへのご支援」の募集開始。
「WASEDAサポーターズ倶楽部 被災学生支援および復興活動支援」募集開始。
「早稲田小劇場ネクスト・ジェネレーション募金」募集終了
早稲田大学歴史館開館
早稲田アリーナ竣工
「村上春樹ライブラリー募金」募集開始
早稲田大学公認クラウドファンディング
三浦哲都人間科学学術院准教授「科学的知見に基づく指導法をバレエの世界に届けたい」募集
「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う学生支援」の募集開始
「with ワセダ~母校にエールと支援を~1万円募金キャンペーン」の募集開始
※募集期間:2021年1月〜2022年3月
「村上春樹ライブラリー開館記念 学生応援キャンペーン募金」の募集開始
※募集期間:2021年4月〜2021年6月
「早稲田大学応援基金」の募集開始
※募集期間:2022年4月〜
「早稲田大学歴史館募金」の募集開始
※募集期間:2022年10月~
「早稲田スポーツ強化募金(野球・駅伝・ラグビー)」の募集開始
※募集期間:2022年12月~
「早稲田キャンパス新9号館建設募金」の募集開始
※募集期間:2023年10月〜