2021年10月に「早稲田大学国際文学館(通称:村上春樹ライブラリー)」が開館されたことに伴い、当施設の運営ならびに各種研究・事業等を継続的に展開し、国際的な文学研究を推進するため、「村上春樹ライブラリー募金」を実施しております。
これまで多くの皆さまよりご支援いただき、世界各地から集まる研究者や文学愛好者による交流拠点となるべく多彩なイベントを中心に様々な活動を行ってまいりました。
2024年3月末までを第1期と位置づけ、2024年4月より、新たな顕彰や特典の充実を図り、第2期を開始いたしました。
引き続き、校友をはじめとした本学関係者のみならず、村上春樹文学を愛する皆さまに広くご賛同いただき、厚いご支援を賜りたく、お願い申し上げます。
この秋、開館3周年を迎える早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)は、村上春樹氏所蔵の貴重資料が本学へ寄贈・寄託されることをきっかけに誕生した新しいタイプの図書館です。
世界各国の文学に加え、翻訳作品に関する各種資料の収集、整理、保存を行い、各地から集まる研究者や文学愛好者に向けて公開しています。年間を通じて催す学術交流セミナーや国際シンポジウムは、研究者たちの集いに花を添え、熱心な読者に文学・芸術の魅力を伝える役目を果たしています。
一方で、当館の特徴は従来の図書館にはないさまざまな活動にあります。村上氏発案による 「Authors Alive!〜作家に会おう〜」や音楽イベント「キャンパス・ライブ」では、学内外から多くの方にご参加いただいき、いまや国際文学館の活動の根幹となっています。
新型コロナウイルスの感染拡大のさなかに開館した当館ですが、多くの皆様のご支援により、期待以上の成果を挙げてまいりました。当館の運営には、みなさまからの寄付金が活用されております。これまで以上の活動を展開し、研究を進め、文化発信していくために、今後も引き続きみなさまのご支援をお願い申し上げます。
募集対象
本募金の趣旨にご賛同いただける皆さま
募集金額
1口の金額は特に定めておりません
募集期間
特に定めておりません
本寄付金額(累計)により、個人様・法人様・団体様のご芳名を、「村上春樹ライブラリー」館内に設置される寄付者銘板に刻み、末永く顕彰させていただきます。
※設置場所、銘板の仕様については未定
【個人】10万円以上/100万円以上(特別仕様)
【法人・団体】30万円以上/300万円以上(特別仕様)
◇顕彰対象期間:2024年4月~2029年3月(予定)
※2029年3月までに一定額以上のご寄付をいただいた方につきまして、銘板を作成させていただきます。
◇1回の寄付につき1万円以上のご寄付を賜った場合、「村上春樹ライブラリーオリジナルノート」を贈呈いたします。
▼NEW!!
◇1回の寄付につき3万円以上のご寄付を賜った場合、以下の特典(当該年度のみ)があります。
①国際文学館オリジナルピンバッジ(3万円を1口として口数に応じて贈呈)
②国際文学館活動報告書(冊子)の贈呈(ご支援いただいた翌年度にお送りします)
③Authors Alive!、キャンパス・ライブ等のイベント情報について、メールにていち早くご案内します
村上春樹ライブラリーの目指すもの
「村上春樹ライブラリー」は、早稲田大学の卒業生である村上春樹氏(1975年・第一文学部卒)より、貴重な資料等の数々を本学へ寄託・寄贈していただくことを契機として生まれた画期的な試みです。
これらの貴重な資料を整理・保管して皆さまにもご覧頂くことで、世界中の村上文学の愛好者ならびに国際文学の研究者たちが、新たに「村上春樹文学」「国際文学」「翻訳文学」の研究に取り組める環境をつくりたい――そんな願いから、正式名称は「早稲田大学国際文学館」(英語名称:The Waseda International House of Literature)、通称は「村上春樹ライブラリー」と名付けました。
「村上春樹ライブラリー」の設計を担うのは、世界的な建築家で早稲田大学特命教授の隈研吾氏です。演劇専攻の村上氏が在学中によく訪れたという「坪内博士記念演劇博物館」に隣接する4号館を大規模に改築し、村上文学の研究・交流・発信機能を備えた新たな拠点として生まれ変わります。
皆さまより賜りました寄付金は、村上春樹ライブラリーの運営および各種研究・事業を継続的に展開するために活用させていただきます。学問分野としては歴史が比較的浅い国際文学や翻訳文学を開拓し、世界中で愛される村上春樹文学の探求ができる環境を構築すべく、皆さまのご支援をお願い申し上げます。
2018年11月4日に本学で行なわれた記者会見で、村上氏は次のように語っています。
「この場所が、文学や文化の風通しの良い国際的交流・交換の場になってくれればと願っています。またこの施設の中に、交流を目的としたセミナーなどが開ける部屋をぜひ作りたいと考えています。それに関連して、ゆくゆくはスカラーシップも立ち上げられれば、言うことはありません。僕の集めたレコードや書籍をストックした書斎のような機能を持つスペースを設け、そこでレコード・コンサートを開けるといいですね。僕もそういうことにできるだけ積極的に関わっていきたいし、いつでも新しい発見がある場所をつくることをめざしています」
館内には、閲覧コーナーやカフェのほか、研究者のための資料室、セミナースペース、訪れた人々が「村上ワールド」を体感できるラウンジ、オーディオスペース等も設置されます。村上氏が本学に託した想いを受け止め、早稲田大学に国際色豊かな「文学の家」を皆さまと創造していきたいと思います。
英語の名称は“The Waseda International House of Literature”。まさにこの名前が示すように、早稲田大学において国際色豊かな「文学の家」を皆さまと創造していきたいと思います。