総長メッセージ


 早稲田大学は長年にわたり多くの校友や篤志家の方々からのご寄付により支えられてきました。本学が1882(明治15)年の創立以来、幾多の有為の人材を世に送り出し、今日に至る輝かしい歴史と伝統を築くことができたのも、ひとえに皆様のご厚情の賜と改めて御礼申し上げます。

 本学では、創立150周年の2032年を見据えた中長期計画である「Waseda Vision 150」を2012年に策定いたしました。この「Waseda Vision 150」は国内外から高い評価を得ていますが、今後は「Waseda Vision 150」をさらに昇華させた新しいグランドデザイン「Next Stage」として、プライオリティを明確にし、特に重要な次に挙げる施策には惜しみなく力を注いでまいります。一つ目は研究、教育レベルの向上を目指し、世界から優秀な教員を招聘することに全力を注ぎます。また、学生が在学中に海外で学ぶ機会を設け、たくましい知性、しなやかな感性をもつグローバルリーダーを育成します。二つ目は早稲田が“WASEDA”として世界で輝くために、本学の研究や教育、歴史など有為な情報を発信できるよう海外に向けた広報を積極的に展開します。三つ目は財政基盤のさらなる強化を目指し、「WASEDAサポーターズ倶楽部」を中心とした寄付制度をさらに充実させるとともに、海外にも目を向け、諸外国の成功例から新たな募金の手法を導入することも検討します。

 近年では18歳人口の減少などの影響もあり、私立大学をめぐる経営環境は大変厳しい状況にあります。そのような状況においてこそ、建学時の「進取の精神」に立ち返り、校友、ご父母の皆様、学生、教職員などが価値観を共有し「オール早稲田」で同じ目標に向かうことが肝要です。
 
 早稲田大学のさらなる飛躍のために、今後とも格別のご支援、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。