「進取の精神」とともに歩み続ける
教育・総合科学学術院に
新たな拠点が誕生します!

集り散じて 人は変れど 仰ぐは同じき 理想の光――
教育・総合科学学術院は、早稲田大学創設期から脈々と受け継がれてきた「進取の精神」を胸に、人類社会に貢献する人材をこれからも輩出してまいります。早稲田を愛する多くの皆様からのあたたかいご支援をどうかよろしくお願いいたします。

学術院長メッセージ

教育・総合科学学術院のさらなる飛躍に向けて

教育学部は、前身となる高等師範部から数えて、2023年で設立120周年の節目を迎えます。高等師範部設立に尽力した第三代総長の高田早苗が強調し、早稲田大学の三大教旨にも謳われている模範国民の造就、すなわち「広く人類社会に貢献する人を造る」という理念は、教員免許状を卒業要件としない今日の教育学部にも継承されています。

 

私たちは、理系から文系まで幅広い専門分野を擁し、小さな総合大学の趣を持ちます。ここでは、教員を志すことは勿論のこと、広い意味での「教育」に必要な知見と高度に専門的な学識を身につけて、社会を支え、また学問の発展に寄与する次世代の人材を育んできました。世界各地・全国津々浦々で、広く社会のために活躍する卒業生の姿はまさに「進取の精神」「在野精神」そのものであり、「貢献の早稲田」の姿であると言えるでしょう。

 

そして2027年度からは、1967年から拠点としている16号館から新9号館へと移り、さらなる飛躍をめざします。新9号館は、早稲田大学創設期から脈々と受け継がれてきた「伝統」と新時代への「飛躍」の両面を意識しながら、各学科の専門性を発揮しうる最新の機器設備や学生の自主性を尊重し、文理連携を可能にする新しい共通スペースを整備する予定です。教育学部、教育学研究科の理念と教育環境の整備にご理解をいただき、皆様のあたたかいご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

早稲田大学教育・総合科学学術院長
教育学部長

箸本 健二

教育・総合科学学術院について

 

教育・総合科学学術院は、早稲田大学にある10の学術院の一つとして、教育学部、大学院教育学研究科、教育総合研究所、教職支援センターの4つの組織から構成されています。現在の16号館は1967年(昭和42年)に竣工し、教育学部のランドマークタワーとして、永年にわたり教育・研究を支えています。建物前の広場で学生たちが談笑する様子はキャンパスの変わらぬ風景です。
 

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人材育成の現況

 

教育学部

1903年に創設された高等師範部を母体とし、早稲田大学が新制大学に移行した1949年に、私学では最初の教育学部として設置されました。現在では、人と関わる「教育」の資質と情熱を持ち持続可能な未来に貢献する人材を育成しています。優秀な教育者の育成とともに、さまざまな社会の要求に応える個性的な人材の育成にも貢献しています。

教育学研究科

修士課程、博士後期課程、専門職学位課程があり、高度な能力を有する研究者および教員、さらに教育を通して社会に貢献する人材を育成しています。

早稲田大学における教員養成の特色

 

教員養成に向けた取り組み

教育学部は、高等学校教諭1種、中学校教諭1種、小学校教諭1種、特別支援学校教諭1種の免許状を取得できる教員養成課程を設置しています。教職課程科目は、教育学部以外の学生にも開放されており全学的な学びの場になっています。

稲門教育会

1976年に結成された稲門教育会は、教員として全国各地で活躍する校友が相互に研鑽・交流する場として活動が展開されています。全国各地に支部として「地区稲門教育会」が組織され、教育・総合科学学術院と教育現場で活躍する本学出身の教員を繋ぐ役割を果たしています。

interview

早稲田大学に憧れて3年前に静岡県から上京し、今ではすっかり早稲田が「第二の故郷」になりました。早稲田には熱い志をもった友人たちとお互いを高め合う充実した環境があります。また、多くの友人たちと、ぞれぞれの「夢」を実現する機会が満ちています。私も奨学金を受給して学生寮で生活しながら、勉学に打ち込むとともにボランティア活動にも取り組んできました。このたび、私にとっての「第二の故郷」である早稲田で、まるで自分の家族のような教育学部の拠点が、4年後には新9号館として新たに誕生するという話を聞き、とてもわくわくしています。今は4年生なので、学部在学中に新9号館を利用することは叶いませんが、卒業してからの大きな楽しみが増えました。卒業後に友人たちと集まる際には新9号館で集合したいと思います!

中西 野々香 教育学部社会科公共市民学専修4年
中西 野々香
教育学部社会科公共市民学専修4年