齋藤 可奈恵さん

校友・国際教養学部卒業     2020.1 更新

 

Q:「めざせ!都の西北奨学金」に採用されて

 親の経済的負担を減らすことができるので、とてもうれしかったです。採用当時は実家を離れて浪人していたため、親には心配、経済的な負担を掛けていました。受験前に奨学金の受給が決まり、早稲田大学に進学しても大丈夫だと安心できたので、その後の受験勉強に集中することができました。

 

Q:現在、力を注いでいること

 現在は卒業論文に取り組みながら、今年(2019年)4月の入社準備のために資格取得に向けて勉強をしたり、興味のあるNPO活動に参加したりしています。卒業論文のテーマは「戦争とポピュラーカルチャーの関係について」です。

 私は以前から平和学に興味を抱いており、平和学が盛んなノルウェーに2年生の8月から3年生の6月まで留学していました。私たちは普段、とても安全な環境で暮らしていますが、ニュースで取り上げられるような紛争地域に暮らす人々についてはメディアによる情報しか得られていません。事実を得られているのか、そういった人々に対して自分は偏見を持っていないだろうか、というようなことが留学前から気になっていました。

 留学先では平和学について比較的幅広く勉強することができたので、卒業論文では特に興味のあるテーマについて調べたいと考え、テーマを決定しました。方向性については現在、ゼミの教授と相談しているところです。

 

Q:先輩へのメッセージ

 奨学金のおかげで、4年間早稲田大学で楽しいことも頑張りがいのあることもたくさん経験することができました。留学が必須の国際教養学部を選択できたのも、この奨学金のおかげです。本当にありがとうございました。

 私は今年(2019年)の4月から金融機関で働く予定です。早稲田では、興味のあることには何でも挑戦してきました。社会に出てからもその姿勢を変えず、自分の可能性を広げていきたいです。

 これから社会に出て校友会の皆さまとどこかでお会いできること、一緒に働けることを楽しみにしております。また、支援していただいていた自分が次は支援する側になるという自覚を持ち、先輩方のように社会の役に立てるよう努力したいと思います。